少年の運命は、
12人の陪審員に委ねられた
陪審制度を題材にした「人が人を裁くこと」の難しさを、12人の陪審員による壮絶な討論を軸に描いた傑作。
興味深い作品です。(管理人・ミンゴ)
1957年のアメリカ映画『十二人の怒れる男』をロシアがリメイクした作品ですが、罪に問われた少年を12人の陪審員の1人である主人公が無罪を主張していくというオリジナルと同様の内容に、少年をチェチェン紛争の孤児にするなど、背景に現代ロシアが抱える社会問題を大きく取り上げている。
ヴェネチア国際映画祭で特別獅子賞を受賞したほか、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされている。
STORY
ロシア人将校である継父を殺害した容疑にかけられたチェチェン人少年の裁判が開始。隣人の目撃証言や物的証拠などから、当初は明らかに有罪だと思われていた事件だったが、いくつか腑に落ちない点があった一人の陪審員(セルゲイ・マコヴェツキー)が、ほかの陪審員に疑問を投げ、審議は二転三転し始める。
英題: 12
製作年: 2007年
製作国: ロシア
日本公開: 2008年夏
上映時間: 159分
監督・脚本: ニキータ・ミハルコフ
脚本: ウラジーミル・モイセエンコ アレクサンドル・ノヴォトツキー
音楽: エドゥアルド・アルテミエフ
出演:セルゲイ・マコヴェツキー アレクセイ・ペトレンコ ヴィクトル・ヴェルズビツキー ニキータ・ミハルコフ

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